2025/07/28 10:00

こんにちは!
今回は、シュヴァインハイムでも特にご質問が多い「ベーコンの保存方法」について、わかりやすくまとめてみました。


一番人気!シュヴァインハイムの自家製ベーコン

私たちの工房でダントツの人気を誇るのが「ベーコン」。
中でも、毎週数回だけの限定で登場する**出来立てベーコン**は、スモークしたてをその場でカットして量り売りする特別サービスです(販売日は週ごとに変わります)。

ありがたいことに、リピーターのお客様も多く、1度にたっぷり購入される方もたくさんいらっしゃいます!

「どう保存すればいい?」
「どのくらい持ちますか?」

といった声もよくいただくので、今回は保存方法のポイントをしっかりお伝えしますね。


ベーコンのルーツと保存文化

ベーコンはそもそも、「保存食」として発展してきた食品です。

起源は諸説ありますが、中国やヨーロッパで古くから、豚肉を塩漬けして保存する技術が用いられてきました。
中世ヨーロッパでは岩塩による加工が主流で、塩に含まれる亜硝酸塩によって有害な菌の繁殖を抑えられることが知られていました。

さらに、十字軍の遠征によってスパイスがヨーロッパに伝わると、肉の風味付けが進化。
香辛料が高価だった時代には、金と同じ価値で取引されるほど貴重だったそうです。

やがて大航海時代にはスパイス貿易が盛んになり、ハーブや調味料のバリエーションも豊富に。
こうして肉加工の技術も洗練され、現在のベーコンやソーセージに近いかたちが生まれていったのです。


今どきのベーコンは「保存食品」ではない?

現代は冷蔵・冷凍技術が発達し、保存のために強い塩を使う必要がなくなりました。
そのため、現在のベーコンは「塩気はありつつも日持ちはそこまで長くない」、“料理の幅を広げてくれるごちそう食材”という位置づけになっています。

シュヴァインハイムのベーコンも、比較的塩味はしっかりめですが、昔ながらの保存食というよりは、風味豊かで新鮮な食肉加工品として召し上がっていただくことをおすすめしています。


ベーコンの保存期間とおすすめの保管方法

では実際に、保存の仕方を詳しくご紹介します。

✅ 冷蔵の場合

真空パックの状態であれば、冷蔵保存でおおよそ2週間が目安です。
※実際の賞味期限はパッケージの表示をご確認ください。

開封後は、空気に触れないようにラップでしっかり包み、密閉袋(ジッパー付き袋など)に入れて保存しましょう。
この方法であれば、冷蔵で1週間ほどは美味しく召し上がれます。(もちろん、表示されている期限内でお願いします)

✅ 冷凍保存もOK

すぐに使い切れない時は、冷凍保存がおすすめです。
そのまま塊で冷凍しても大丈夫ですが、あらかじめ1cm幅にカットしてから冷凍しておくと、必要な分だけ取り出せて便利ですよ!

密閉袋に入れて空気をしっかり抜き、匂い移りを防ぐのがコツ
保存期間は約1か月を目安にしてください。


ストックがあれば安心。毎日の料理に大活躍!

ベーコンは炒め物、パスタ、スープ、サンドイッチなど和洋中どのジャンルでも使える万能素材です。
冷蔵庫・冷凍庫に常備しておくと、料理の幅がぐっと広がります。

少しの手間で、ベーコンの美味しさを長く楽しむ工夫ができますので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。


▼おまけTips:カット保存するなら…
冷凍前に厚みを変えて小分けにすると、スープ用・焼き物用と使い分けにも便利です!


気になる保存方法があれば、店頭スタッフにもお気軽にご相談ください。
これからも皆さまに美味しく召し上がっていただけるよう、情報をお届けしていきます♪